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2014.3.9 「主イエスの愛:これには参った!」 ルカによる福音書22:24-34

 

 今年のイースター(復活祭)は4月20日です。先週の水曜日を「灰の水曜日」と言って、イースターの日から日曜日を除いて逆算し、40日前に当たり、「四旬節」が始まります。教会では、この数週間は、主イエスの十字架の苦難と死を憶えるべき日々に当たっています。

 

 今朝、選びました聖書箇所は受難週の物語から採られております。主イエスが十字架で殺されようとしていた時、男の弟子たちは、「だれが一番偉いか」と論争していたのでした。そのような文脈の中で、「シモン、シモン、サタンはあなたたがを、小麦のようにふるいにかけることを神に願って聞きいれられた。しかし、わたしはあなたのために信仰がなくならないように祈った。だから、あなたは立ち直ったら、兄弟たちを力づけてやりなさい」(ルカ22:31-32)というイエスの言葉が登場します。

 

主イエスは、ペトロがイエスを否認するであろうことを知っておられました。張り詰めた凧の糸がプツンと切れるように、ペトロの側から信仰の糸が切れてしまったとき、神と人との間に深い断絶、深淵が横たわっているときに、主イエスは祈りによってペテロを繋ぎ留めていて下さるのです。

 

しかも、「だから、あなたは立ち直ったら、兄弟たちを力づけてやりなさい」と続きます。何ということでしょう。彼の躓きや弱さの経験は、神には織り込み済みで、同じような躓きや弱さに苦悩する他者を「力づけてあげる」ために用いられるというのです。

 

ここまで、言われたら「参った! 降参するしかない」。牧師にあることに躊躇していた私を押し出してくれた聖書の言葉です。ここまでして下さるのか、「こりゃ参った」というのが実感でした。

 

わたしたちはこのように、主イエスに愛され、憶えられ、祈られています。主は私たちの貧しさ、愚かさを知っておられるのです。この主イエスに祈られていることに押し出されて、私たちも兄弟姉妹たちの傍らにいて力づけてあげる者に、兄弟姉妹たちのために祈る者になりましょう。

 

(松見 俊)