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2015.1.4 「イエス・キリストに結ばれる」 ガラテヤの信徒への手紙5:2-15

1:  割礼かキリストか 

 パウロは、「律法によって義とされようとするならば、だれであろうとキリストとは縁もゆかりもない者とされると。そしていただいた恵みも失う」と教えます。

 キリストによって与えられる恵みとはどのようなものでしょうか。そしてその恵みから外れていくとはどういうことでしょうか。キリストの恵みは確かにすべての人に注がれているものです。しかし、ここでパウロが語るように、「律法によって義とされようとする者」は、その恵みを受けることを自らが拒否しているのです。

 神様の恵みとは、イエス・キリストを通して表された神様の愛です。神様が、私たちと共に生きてくださっているということ。私たちが一人ではないということ。それはどこにあっても、何をしていても変わることはありません。しかし、私たち自身が、イエス・キリストが一緒にいてくださることを喜ばないで、自分自身の力で生きようとし、自分ひとりで生きる事を求めているときに、そこにイエス・キリストの愛、その恵みを喜ぶ者となることはないでしょう。


2:  キリストによる愛の実践

 聖書の御言葉は、私たちに二つのことを教えてくれています。一つ目に、「イエス・キリストに繋がっていなさい」と聖書は語ります。イエス・キリストに繋がることによって本当の自由を得ると教えているのです。イエス・キリストにつながる。それは、私たちに本当の生きる意味を与え、そのような意味で、私たちに自由を与えてくださっているのです。

 そして、二つ目に、「その信仰に基づく、愛の実践」を大切にしなさいと教えます。愛の実践とは、今日の箇所の13-14節にありますように、私たちが、お互いに愛し合うこと、お互いに仕えることを意味しているのです。


3:  礼拝 

 私たちは、このイエス・キリストに結ばれるため、お互いに手を取り合い、お互いのために祈り、そして仕え、支えあっていきたいと思います。

 今日、私たちは神様の御前にあって共に、新しい年を迎えました。わたしたちは礼拝を通して主イエス・キリストが、まず私たちと共にいてくださること、私たちにつながっていてくださることを受け取るのです。私たちは今年も、この礼拝に集い、共に主に繋がるものとして生きていきたいと思います。私たちは、互いに愛し合い、そして、その中で、キリストの恵みを受ける者とされていきたいと思います。