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2016.7.31 「神の下での安息と回復」 (要約) レビ記25:1-12

 今日から86日まで笠井元牧師は夏季休暇を過ごされます。牧師とそのご家族の霊と心と体の疲れが癒され、リフレッシュして戻られることを心よりお祈り致します。

 レビ記25章は、主なる神が、土地であれ、人間であれ、動物であれ、一定の安息を必要とする存在として造られたことを教えています。主なる神は、イスラエルの民に、約束の地カナンにおいて6年間耕作をしたら(3)7年目の「安息の年」には必ず土地を休ませるよう命じられました。その年には土地だけでなく人間も耕作を休むことになりました(45)。この主なる神の下での安息によって、土地が生産力を回復するだけでなく、人間も主なる神との正しい関係を回復することが出来ました。

 また、安息の年に自然に生じた穀物や実は、土地の所有者だけでなく、誰でも食べることが出来ました(6)。そして、人間が刈り取った後に残った実は、家畜と野生の動物のものになりました(7)。土地の主人は主なる神だからです。安息の年に関する律法を守ることを通して、主なる神はイスラエルの民に、全てのものは主なる神から来ていること、主なる神に対する堅い信仰を持つことを教えられました。

 更に、主なる神の下での安息について、安息の年以上に劇的に教えているのが「ヨベルの年」の規定です。ヨベルの年は、7度目の安息の年の翌年(8)、つまり50年ごとに訪れました(10)。それは贖罪日に雄羊の角笛の音によって始まり(9)、全ての住民の負債が帳消しになりました。これによって、奴隷となっていた人々も解放され、自分の土地や家族のもとに帰ることが出来ました(10)。ヨベルの年は、何らかの事情で奴隷になっていた人々が主なる神の恵みの下で再出発をする機会となりました。

 その一方で、主なる神は、ヨベルの年にも種蒔きや刈り入れ、ぶどう畑の手入れを休むよう命じておられます(11)。その前年(49年目)も安息の年なので、それは2年連続で耕作しないことを意味しました。イスラエルの民にとって、この律法を守ることは信仰のチャレンジでした。しかし、そのことによって、彼らは、主なる神こそが自分達の必要を満たして下さる方であることを、その身をもって体験することになりました。真の安息は、命の源であられる主なる神の恵みを信じ、主なる神を信頼する時に実現します。(柏本 隆宏)