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2019.5.12 「愛されている者として生きる」(要約) ルカによる福音書19:1-10

1:  ザアカイ

 ザアカイは徴税人の頭でありお金持ちでした。徴税人とは当時ユダヤ人を支配していたローマ帝国の税金を集める人たちで、ユダヤ人にしてみれば裏切り者でした。ザアカイは裏切り者、罪人と言われた存在でした。またザアカイは「背が低かった」のです。今の世の中において背が低いことは恥ずかしいことでもなんでもありません。ただイエス様が生きた2000年前では、背が低いというのは肉体的ハンディキャップを表し、裏切り者に対する神様の裁きだと解釈されることもあったようです。ザアカイはこのことに一つのコンプレックスをもっていたのです。 

 

2:  生きる意味を求めて 

 ザアカイは裕福に生きていました。「勝ち組」と呼ばれる立場にいたのです。ただ、そんな勝ち組という存在のはずなのにザアカイは孤独でした。心には寂しさが満ちていました。皆さんは、成功者でありながら孤独であることと、一日一日生きることで精いっぱいですが喜びで満ちていることのどちらを優先して選ぶでしょうか。社会が勧めているのは前者です。私たちは何を求めて生きているのでしょうか。聖書は仕える者となるように教えています。

 ザアカイはイエス様を見ようと一所懸命走り出しました。ザアカイは神様の愛を求めて歩き出したのでした。

 

3:  下におられる方 

 イエス様はいちじくの木の下からザアカイに声を掛けました。このイエス様の姿は、下から人間を支えようとする神の姿を表します。誰もがお互いの上に立とうとするこの社会において、イエス様は他者の下、他者に仕える者としてこの世界に来られたのです。イエス・キリストは自らが一番の僕となりながら、僕として生きることを教えられているのです。

 

4:  仕えて生きる 

 イエス様は、ザアカイにこの世の価値観における成功者としてでも、背伸びをしてでもなく、神様に愛されている者として自分を愛し、隣人を愛することを教えます。神様の教える価値観は、自分のためだけに生きることではなく他者に仕えて生きるという価値観です。ザアカイは、イエス・キリストに出会い、生き方を変えられました。たとえどのような状態であっても自分は神様に愛されている。だからこそ、自分も他者の痛みに寄り添いへりくだり生きていこうとされたのです。(笠井元)