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2019.10.30 「サウロの回心」 使徒言行録9:1-19a

1: 神の主権による選び 

 サウロの回心が「どのようにして」起こされたかということは、これまで様々な理由が考えられてきましたが、サウロの心の内の明らかなことはわかりません。ただ、はっきりしていることは、サウロが自ら主体的に回心したのではなく、神様から選び出されたということです。サウロの回心は神様が主体的にサウロを選びだした出来事なのです。

 サウロと同行していた者は、その声を聞いていても回心はしなかったのです。神様の招きは、何か一つの同じ出来事が起こることによって、すべての人間に与えられるものではないのです。神様は、私たちに、必要な時に必要な御言葉、必要な出来事を示して下さるのです。

 

2: 神の選び 「何のために」

 「なぜサウロが選びだされたのか」「何のために」ということははっきりと記されています。(使徒言行録9:15-16、ガラテヤ1:15-16)サウロは、伝道のために、特に異邦人伝道のために選び出されたのです。

 

3: 無力になった

 サウロは目が見えなくなりました。何も見ることができず、同行者に手を引かれてダマスコに連れていかれたのです。サウロは、イエス・キリストの声を聞く中で、目が見えなくされたのです。それは一人で生きていくことができなくなったと読み取ることができます。

 私たちがイエス・キリストに出会うこととは、自分の無力さを認めることから始まるのです。他者からの「自立」。そこから自分の限界、弱さを知り、助け合うことを覚えるのです。他者から自立し、そのうえで神様に信頼し委ねる。それが信仰者の道です。

 

4: アナニアの存在

 パウロの回心にはアナニアの存在があります。アナニアの祈りによって、サウロは元通り目が見える者とされ、アナニアからバプテスマを受け、共に食事をすることによって、元気を取り戻したのです。アナニアの祈り、バプテスマと、食事によって、その回心、信仰が整えられていったのです。共に助け合う兄弟姉妹が与えられたのです。

 

5: 起こり続けている回心

 サウロは、神様に招かれて特に異邦人への伝道者と選びだされました。サウロの回心の道は、招かれて終わりではなく、ここから始まりまったのです。そしてその道は、これから学んでいきますように、とても苦しい道でした。神様からの招きは喜びだけではなく厳しい道となるのです。

 

困難の中で、私たちの神様への回心は何度も何度も起こされるでしょう。神様は、私たち人間が離れていくときも、そのような私たちに向き合い呼び出して下さる。神様の招きに応えつつ、歩んでいきたいと思います。(笠井元)