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2020.1.15 「アンティオキアの教会 主が助けられた」 使徒言行録11:19-30

1: 主の助けによる福音の広がり

 人々は、8:1のステファノの殉教からの大迫害を受けて、エルサレムから散らされていきました。今日の箇所で人々は、フェニキア、キプロス、そしてアンティオキアまで散らされ、伝道していったとされるのです。エルサレムから散らされた人々は最初、ユダヤ人以外の人には御言葉を語らなかったのです。しかし、その壁も打ち砕かれギリシア語を話す人々へと福音は広がっていきました。口語訳、新改訳で「ギリシア語を話す人々」は「ギリシア人」となっています。

 神様は、逃げ出した人々からも離れることなく共にいてくださいました。主の助けがあったことによって、迫害という危機を超えて福音はどんどん広がっていったのです。 

 

2: バルナバの派遣 

 アンティオキアにおいて多くの人々の回心がありました。このうわさがエルサレム教会に伝わったなかで、エルサレム教会はバルナバを派遣しました。これまでも福音の業をエルサレム教会が承認していくという場面がありました。エルサレム教会は、どのような信仰に生きているのかを確認するためにバルナバを派遣したのです。

 

3: バルナバの勧め

 バルナバは、アンティオキアに確かな信仰を持つ人々の姿をみて喜んだのです。そして【固い決意をもって主から離れることのないように】(23)と勧めていくのです。

 人々は、主の霊に助けられ、神様の前に立ち帰ったのです。神様の主導によるものです。同時にそれは、その人々の決意でもあるのです。「固い決意」です。私たちも、神様の導きによって信仰を与えられました。同時に私たちの決心があるのです。それは、生きていく中で、何度も何度も必要とされる決心です。

 バルナバはタルソスへサウロを探しに行き、見つけ出し、アンティオキアに連れて帰ったのです。このバルナバの姿から、信仰の内容について、教えること、学ぶこと、そして育てることの大切さを見ることができるのです。

 

4: 分かち合う集団 

 エルサレムからアンティオキアに預言する者たちが下ってきました。そして大飢饉が実際に起きたのです。飢饉のときに、アンティオキアの教会の人々は、エルサレム教会に援助することを決めていったのです。

 2章、4章においても、物を共有し、持ち物を分け合っていたことはが記されています。分かち合うことは、キリスト者の共同体としての特質であるともされ、アンティオキアの教会の人々が援助をしていくことは、キリスト者として生きていた、その信仰を、実際の行為として表しているのでもあります。

 人々は、それぞれの力に応じて、援助をしました。「それぞれの力に応じて」という言葉もとても大切な言葉です。それぞれに与えられた賜物があり、それぞれに与えられた違いがあり、力があるのです。それぞれの違いを超えて、恵みを分かち合うものとされていきたいと思います。(笠井元)