1: 心が変えられる
今日は12節「人々が皆、驚き、神様を賛美した」という言葉から見ていきたいと思います。この箇所では、すべての人の心が変えられて、特に、ここまで頑なな心をもっていた律法学者の心が変えられて、神様を賛美する者と変えられたのです。
2: あなたの罪は赦された
人々が、御言葉を聞きに来て、戸口は隙間もないほどに大勢の人びとで埋め尽くされている時に、癒しを求めて4人の人が「中風の人」を連れてきました。
4人の友人は、本当にイエス・キリストに信頼して、隣人を自分のように愛し、中風の人をイエス様のもとに連れてきたのだと思います。イエス様はこの4人の想いを受け取られ、「あなたの罪は赦される」と言われました。イエス様の与えてくださった、「罪の赦し」は病の背後にある、その人の存在にかかわる、神様とのかかわりについてのことを意味する「罪の赦し」でした。5人は「罪を赦す方の許へ」やってきたのです。
3: イエスの御言葉
イエス様は、律法学者の心の必要に応じた御言葉を示されました。頑なながらも、イエス様の御許にまで来て、そして心の中で、否定的でありながらも、イエス様に悩み苦しみを叫び、神様も求め続けている律法学者の心を、イエス・キリストは知ってくださったのです。そして、その頑なな思いも含めて、人間的な弱さも含めて、必要な神様の御言葉を与えて下さったのです。
4: 神を賛美する者へ
律法学者は、このイエス様の御言葉によって心を変えられていきました。自分の心を知り、自分の心のために、心が変えられるために語りかけてくださる方の存在に、驚かされるのではないでしょうか。
律法学者はここに神の愛を教えられたのです。「イエスは主」「神様は愛」と賛美する者と変えられたのです。その愛を喜び祝う者、それは隣人を愛するものです。隣人を愛する者と変えられたものなのです。
神様は御言葉によって、人間を変えるのです。私たちは、そのために「キリストの御言葉」を聞くのです。主イエス・キリストは私たちの心を知っていてくださいます。私たちは、キリストに信頼して、キリストの御言葉を聞き、信仰をいただいていきたいと思います。そしてお互いを愛し、お互いの為に祈り、共に歩んでいきたいと思います。
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