1: 子ロバを必要とされた主
イエス様は「主がお入り用なのです」と言いなさいと言われました。今日はイエス様が自らを指し「主」と言われたと考えたいと思うのです。主イエス・キリストは、ここで1回だけ、自らを「主」と言われたのです。主イエスは自らを主とし、そしてその主なる方が、子ロバを必要として、その子ロバに乗って、エルサレムに入られたのです。
2: 子ロバに乗る方
当時のイメージとして、力の象徴は馬、またはラクダでありました。強さや、武力、威圧するという意味として、馬やラクダがありました。ロバというのは、小さく、背も低く、力もありません。しかもこのロバの子どもであります。イエス様は、わざわざ、この子ロバを選ばれました。
イエス様は子ロバに乗ってエルサレムに入られました。このイエス様のメッセージははっきりとしています。それは主イエスが平和の王、へりくだりの王として、この世に来られたということです。
3: 隣に生きる方
主イエス・キリストは、私たち人間と同じところに来てくださったのです。神様は、私たちと共に生きる決心をしてくださったのです。私たちの一番の苦しみは、隣にいた人を失うことではないでしょうか。一緒に生きる人を失うことではないでしょうか。主イエス・キリストは、わたしたちと共に生きる決心をなされたのです。神様は、その権威、権限をもって、私たちの「主」となられました。
4: あなたが必要なのです
「主がお入り用なのです」。主イエス・キリストは、私たちを必要としているのです。主が、私たちに一人一人に向けて、「あなたが必要だ」「あなたが、今、必要です。私の言葉を聞いてください」と呼びかけてくださっているのです。
5: 共に生きる
主は、私たちの隣人として生きてくださっています。そして私たちが隣人として、心を共に生きること、キリストの愛を受け取った者として、痛みをもった人の隣に生きることを望まれているのです。
痛み、重荷を背負っている人と共に生きること、それは重荷を共に担い生きる事です。それはとても苦しく、痛み、疲れることでしょう。しかし、私たちの重荷をまずキリストが共に担ってくださっているのです。主は、私たちと共に生きてくださっているのです。そして私たちを召して、用いてくださるのです。わたしたちは、この主の招きに応えて生きていきたいと思うのです。
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