1: ダビデの夢
今日の箇所は、イスラエルが一番繁栄した時にソロモン王がエルサレム神殿を建築し、その建築の後のソロモンの神様への祈りの箇所です。ソロモンの父ダビデは夢を見ていました。ダビデの願いは、「あなたたちの神、主のすべての戒めに留意し、それを求めよ。」そして「父の神を認め、全き心と喜びの魂をもってその神に仕えよ。」と願うのです。これがダビデの神殿建築による夢でした。
2: 祈りを聞いてください
ソロモンの願いは、神様を神殿に納めることではありませんでした。ソロモンの願いは、「ただ祈りを聞いてください」という願いでした。神殿とは、天と地を造られた方が、わたしたち人間に目を向けられるところ、超越的存在な方が、人間とつながるところです。ソロモンは神殿において、神様に「祈りに耳を傾けてください」と願うのです。耳を傾けることは、その人に愛を注ぐことです。ソロモンは神殿において神様に「耳を傾けてください」「愛を注いでください」と願うのです。
3: 神の超越性とキリストによる内在性
ソロモンは神様と人間がつながる場所として神殿を造りました。超越的なる方とつながる場所です。わたしたちに示された方、偉大な神様とは十字架のイエス・キリストです。それは、ただ超越的で、偉大な方ということだけではなく、わたしたちのうちに来られた方です。神様は、天地を創造されました。同様に私たちの命を造りました。その神様がこの世に来られたのです。わたしたちが礼拝をすることは、このキリストによる愛を受け取ることです。それが「神様に立ち返る」ことであり、「神様を求める」ことなのです。
4: 心を合わせて礼拝する
私たちは教会に集まります。自分一人ではなく、多くの兄弟姉妹と礼拝をするのです。一人ではなく、隣人と心を合わせて、「神様を求める」のです。わたしたちは隣の人と共に礼拝する必要があるのです。隣人との関係のうちに、神様の愛をいただくのです。イエス・キリストの愛によってお互いが愛されていることを受け入れ、愛し合う者とされるのです。
5: へりくだること
ソロモンは立って祈りはじめ、祈りが終わるときには両膝をついていたのです。ここに、ソロモンの悔い改めの姿、そしてへりくだりの姿を見るのです。そして両膝をついていたソロモンは、へりくだり、神様からの愛を受けて、もう一度たちあがるのです。私たちが礼拝し祈るときに受け止めてくださる方の存在です。わたしたちは神様の愛を土台として、もう一度立ち上がるのです。
私たちは、いまだ神様を知らない人、その愛を知らない人、その一人ひとりの大切な魂が救われるために、どのようにすることでこの教会に足を運んでくれるだろうか、立ち上がり考えていきたいです。
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