今日から、待降節。イエス・キリストの誕生をお祝いする準備の4週間が始まります。また、今日から日本バプテスト連盟の女性連合が推進する世界祈祷週間が始まります。イエス・キリストは世界の人々を互いに「和解」させるためにこの世に来られました。それゆえ、この時期、世界の平和を祈り求め、宣教師たちを覚えて祈ることは大切なことです。パウロは、「福音のためなら、わたしはどんなことでもします。それは、わたしが福音に共にあずかる者となるためです」と言います。
1.共にあずかる
まず、喜びの音信は共に与るものであることに注目してみましょう。私の尊敬する牧師に李仁夏(イ・インハ)という牧師がいます。ある時、教会員の女性が、最近、どうも礼拝生活がマンネリになって、元気が出ない、心に燃えるものがない」と言ったそうです。先生は、「では、来週からだれかお友達を連れて礼拝においでください」と答えたというのです。彼女の信仰は見事復活。福音には力があり、それは「共にあずかる」ときに働くのです。
2.すべてを福音のために
パウロはここで、「福音のためなら、わたしはどんなことでもします。それは、わたしが福音に共にあずかる者となるためです」と語ります。新改訳聖書は、ここを「わたしはすべてのことを福音のためにします」と翻訳しています。ちょっと言葉の順序を変えるだけで、伝わるニュアンスが違ってきます。肩の力を抜いて、「日常のすべてのことを福音のためにします」と言いたいものです。イエス様が私を愛して下さっている。これが私たちの行動の動機づけであり、私たちのあらゆる行動の目標なのです。
3.異質な他者と出会う
現在はインドネシア、カンボジア、ルワンダに宣教師を派遣しています。かつてはブラジルとタイにも宣教師を派遣していました。「共に福音にあずかること」が国境を越えていくことは素晴らしいことではないでしょうか。(松見 俊)
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