スチュワードシップ(=神に仕える僕の道)ということで、すでに、礼拝生活(時間管理)や献金について触れました。今朝は、神様からいただいている「賜物」を発見し、自分の仕事の選択や教会での奉仕、地域での活動のあり方でそれを生かすことについて考えてみたいと思います。
1.譬えの概要
ある人が旅に出るとき、自分の財産をある人に5タラントン、ある人に2タラントン、ある人に1タラントンを預けました。1タラントンとは、250万円ほどです。5タラント渡された人と2タラント渡された人はそれで商売をして、それぞれ5タラント、2タラントをもうけました。1タラントを預かった人は盗まれることを恐れて、地の中に隠しておいたというのです。
2.だれでも賜物をいただいている!
すべての人にそれぞれ賜物が与えられているということです。1タラントンは与えられています。ですから、教会での2つの禁句:「自分だけが賜物を独占している」、そして、その反対「自分には何の賜物もない」です。
3.人と比較しないこと、用いることの大切さ
「それぞれの力に応じて」(⒖節)タラントンが与えられたのです。能力に歴然とした違いがあることは、私たちの現実です。しかし、「私たちはできることをすればよいとは何と素晴らしいことでしょうか」できもしないことを抱え込んだりせずに、出来ることをしないのが私たちです。与えられているものを人と比較して威張ったり、落ち込んだりせずに、それを用いること、これがクリスチャンの姿勢です。
4.神の恵みの豊かさが残酷に見えることがある
多分この物語の中心は1タラントンを死蔵した人の態度にあったのです。狭いわたしたちの了見からすれば、神様のあまりにも大きなご計画・恵みが残酷に思えてしまうのです。
5.賜物を発見し、生かす
具体的なこととして、勉強、仕事、家事・育児、教会奉仕、地域での働きなど、自分に与えられている賜物を発見し、生かすことをそれぞれ考えてみましょう。(松見 俊)
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