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2016.8.28 「神様は私たちを離さない」 (要約) マルコによる福音書16:1-8

1:  マルコの伝える復活

 マルコによる福音書は、イエス・キリストが実際に復活し現れてくださったという場面のない福音書です。そして7節にありますように、「あの方は、あなたがたより先にガリラヤへ行かれる。かねて言われたとおり、そこでお目にかかれる」と告げられる、その言葉によって、復活を知らせるのです。この言葉こそ、マルコが私たちに伝えるイエス・キリストの福音です。

 

2:  墓に向かう女性たち

 女性たちは、イエス様の死んだ体に油を注ぐため、香料を買い、死んだイエス様のために出かけていきました。女性たちは「石をどのようにしてどかそうか」と考えていました。しかし、ついてみると、石はすでにわきに転がしてありました。神様が石をどかしたのです。神様は暗闇に向かい歩き出している女性たちとの大きな壁、死という石を取り除いたのです。死のうちに絶望に向かっていた女性たちに、新しい命の道を示されたのでした。

 

3:  弟子たちに告げなさい

 天使は「イエス様は復活された」と告げます。そして続けて、二つのメッセージを語ります。

 一つ目は、「行って、弟子たちとペトロに告げなさい。」というのです。ペトロはイエス様の十字架に向かって3度もイエス様を「知らない」と言ったのです。だれよりも重い罪責感の中にあるペトロを名指しで示し、「わたしはあなたを裏切らず、あなたを見捨てない」と語っているのです。

 二つ目は「あの方は、あなたがたより先にガリラヤへ行かれる。」というメッセージです。ガリラヤは、イエス様が伝道を始められたところで、またイエス様が弟子たちを招かれた場所でもありました。ガリラヤへ行くこと。それは、もう一度、イエス様がなされた福音宣教の業に立ち返っていくことです。多くの苦しみの中にある人々と、共に歩まれ、共に苦しみ、共に痛み、共に喜ぶイエス・キリストの様の業に立ち返ることでありました。

 

4:  恐れ

 この女性たちが、正気を失い、誰にも何も言えなかったこと、その「恐れ」ということを見ていきたいと思います。私たちが、十字架のイエス・キリストに出会うことは、私たちの罪の重さによって苦しまれる、イエス・キリストに出会うことです。それは私たちが、そ分自身の罪の重さを知る、その罪の本当の意味を知っていく時なのです。

 私たちはイエス・キリストが、私たちの罪を担われたことをしっかりと見つめなければならないのです。そこに恐れが生じない者などはいないのではないでしょうか。そのうえで、私たちは本当に、十字架のイエス・キリストに出会う者とされるのです。そしてまた、私たちはそのときにこそ、本当に、復活のイエス・キリストに出会う者にされていくのです。