1: 安息日の厳守
幕屋の建設のために、まず安息日の厳守が語られます。これから神様の指示により幕屋建設を行うのです。ただその前に仕事を完全にやめて、安息日を守ることの大切さを教えているのです安息日の大切さ、礼拝の大切さを教えられます。礼拝を持つ大切さを覚えたいと思います。同時に礼拝に来ることのできない人のための祈りの大切さも覚えましょう。
2: 心動かされ
「すべて進んで心からささげようとする者は、それを主への献納物として携えなさい。」(5)人々は「心動かされ、進んで心からする者は皆、・・・主への献納物を携えて来た。」(21)のでした。
人々は何に心を動かされたのでしょうか。まず第一に出エジプトの出来事、神様によってエジプトから解放されたことでしょう。また32章からの「金の子牛」の出来事がありました。ここで神様はイスラエルの罪を赦されたのです。イスラエル民はこの神様の恵みと赦しに心を動かされたのでしょう。
3: 進んで心から献げる
教会は、献げたいと心を動かされた者の献げる物によって成り立っているのです。礼拝の司会、奏楽、受付など多くの奉仕、教会の掃除、執事の皆さんの働き、各会における働きや祈り、また献金など、それらは私たちが神様の恵みをいただいた応答としての行為「心動かされ」「進んで心から献げる」行為なのです。
神様に献げることを「教会のためにお金、時間、労力、知恵、力を使うことはもったいない」「あの人はまったくしていないのに」「なんで私だけ」など考えるようになっていくと、教会はすぐに崩壊してしまうでしょう。
4: 心に知恵を持つ
「心に知恵のある者」(10)、「心に知恵を持つ女」(25)。「心に知恵を持つ」とは特別な技術を持つことを意味します。特別な技術とは、私たち一人一人に与えられている様々な賜物を意味するのでしょう。教会は、様々な人のそれぞれの賜物によって、動かされているのでもあります。ただ、私たちがしたいこと、得意なことだけをなんでもかんでもやればよいということではないでしょう。ここでは幕屋を建設することが一番の目的で、神様の御心に聞き従うということです。神様が私たちに何を求められ、何をされようとしているのか聞き、自分が神様のために、何ができるのかを考えましょう。(笠井元)