神様は復活を通して新しい命を創造されました。闇に光を、絶望に希望を、争いに平和を、憎しみに愛を創造されたのです。復活を覚えるイースターのときに新しい命をいただきましょう。
1: パウロ
パウロはローマの市民権を持ち、高名なユダヤ教の先生ガマリエルの弟子として学びました。またパウロは熱心なユダヤ教徒でもありました。パウロはキリスト教徒を迫害、弾圧したのです。パウロはイエス様に出会ったあとには教会を作り、多くの教会宛ての手紙も書いたのです。またパウロは異邦人に向けての伝道を始めた人物でもあります。
2: パウロの回心
なぜパウロは回心したのでしょうか。3節から見ることができるのは、パウロを照らす光、呼び出す声という外からの働きがあるのです。パウロの回心のとき、そこにはパウロを打ち倒す光があり、イエス様の言葉があったのです。パウロの回心は、神様の招き、呼びかけのうちに起こされたのです。
3: パウロが受け取ったもの
パウロが受け取ったものは「目を開けたが、何も見えない」という現実でした。イエス・キリストに向き合う時に、何か素敵な力や財産を得たのではなく、何も見えない無力な者とされたのです。パウロは一緒に歩いていた人たちに手を引いてもらい、そしてアナニアの信仰、その祈りによって、回心に導かれたのです。
自分の弱さを感じるときに隣人に助けてもらいましょう。時に助けられ、迷惑をかけ、そして時に助けて、迷惑を受け止め、一緒に生きていくのです。これがイエス・キリストの十字架によって示された道であり、復活によって与えられた新しい命なのです。
4: 神様の選び 新しく生きる
神様はパウロを選びだされました。神様が誰をいつ選ばれるか。それは誰も知ることのできないところです。聖書で神様は多くの人々を選ばれました。ただ、神様に選ばれた人はみんな何度も失敗をします。なぜ、神様はそのような者を選ばれるのでしょうか。理由があるとすれば、神様に選ばれた者は、自分の間違いを認め、神様に立ち返る者であったのです。
神様は今、私たちを選びだしてくださっています。私たちは素直に、心を開き、復活のイエス・キリストに出会いたいと思います。私たちは、お互いの弱さを分かち合い、共に支え合い歩んでいきましょう。(笠井元)