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2019.4.24 「ペトロの説教」 使徒言行録2:14-41

1: ペトロの説教

 聖霊に満たされたペトロの説教です。ペトロはもともと熱血的な性格でした。ただ、ペトロはイエス様のことを三度も「知らない」と言い、結局自分の思いだけでは十字架のときに逃げ出してしまったのです。今日のペトロの言葉は自分自身に基づく言葉ではなく、聖霊によって導かれて語る言葉なのです。

 ペトロの説教の内容はこのようなものでした。①酔っ払っているのだという人々に対する反論(15)②預言者ヨエルの言葉からの預言の成就(16-21)③イエスのこの世における宣教の業、十字架、復活(22-36)④高挙と聖霊の注ぎ(33)

 

2: 預言の成就

 ペトロはイエス・キリストの十字架と復活の出来事が預言の成就としての出来事だと語ります。

 「酔っぱらいの言葉」として受け入れなかった者たちに対してヨエル書3:1-5から引用して、酔っ払っているのではなく、神様の霊による出来事だと語っているのです。17、18節では「すべての人に」「僕」「はしため」にも、ヨエルの3:2では「奴隷となっている男女」にも、聖霊が注がれると教えるのです。25節からはダビデの言葉として詩編16編の言葉を引用して、主イエスが陰府に捨てておかれることはない、つまり復活されたという御言葉の成就を語ります。34節からは詩編110編の言葉を用いて、イエス様が神様の右の座におられることを、御言葉の成就として語るのです。

 

3: 悔い改め 

 ペトロの説教を受けて人々は、「どうしたらよいのですか」(37)と聞くのです。ペトロの説教が聖霊によるものであるように、この人々の応答もまた、聖霊の導きによるものでした。悔い改めることは、ただ「ごめんなさい」ということだけではなく、これまでの生き方、価値観から離れ、新しい生き方を歩き出すことです。新しい価値観に生きることは神様の招きと、聖霊による働きによってのみできる事柄です。

 

4: 聖霊と悔い改めの順番

 38節では①悔い改め②バプテスマ③罪の赦し④賜物としての聖霊、と救いまでの順番のように記されています。この順番を重要視する必要はないでしょう。聖霊という神様の導きの中で、神様の愛に応答し、悔い改め、悔い改めることによって振り返ると、自分が聖霊を受けていることに気が付くということになるのだと思います。

 

5 神の計画としての十字架

 イスラエルの人々がイエスを十字架につけて殺した。この言葉によってユダヤ人への迫害が始まっていったのです。

 イエスの死は人間の手によるものであるが、そこには神様の計画があったこと、そして人間の手とは、ユダヤ人という限定される一つの民族のことではなく、私たちも含めた人間全員のことであるということです。イエス・キリストの十字架における死、そして復活は確かに神様の計画によるもので、私たち人間すべての者が、悔い改め、生き方を変換して、神様と向き合うための計画です。(笠井元)