1: 死を迎える道
【「人は皆、草のようで、その華やかさはすべて、草の花のようだ。草は枯れ、花は散る。」】(1:24)わたしたち人間は、生まれて死を迎える道をたどって生きています。この道から外れる者はいません。日々の生活の中ではこのようなことはあまり考えないでしょう。ただ、ふと、このことが頭に浮かぶと、大きな恐怖感に襲われます。聖書は、すべての者が、草が枯れていくように必ず死を迎えることを教えます。
2: 永遠に変わることのない神様の愛
神様は、とてもはかない私たちの命に、永遠の朽ちることのない神様の生きた言葉を与えてくださったのです。神様は、朽ちることのない、変わることのない神様の永遠の愛として、この世にイエス・キリストを送ってくださったのです。そしてイエス・キリストの十字架と復活の出来事を通して、永遠に生きる、新しい命を示されたのです。それは変わることのない命、神様の「愛」です。私たちは、神様の愛の種をいただき、神様の愛という実を結ぶために生きる道を与えられたのです。ここに、私たちが生きる本当の意味があるのです。
3: 引き継いでいく信仰
私たちが信仰の先達の方々から引き継いでいる信仰とは、神様に与えられた、朽ちることのない神様の御言葉、「愛」です。バプテスト東福岡教会が、この地に立ったのは1953年で、現在67年目となります。67年間の中に多くの兄弟姉妹が神様を信じて、神様の愛をいただき、愛をいただき、共に祈り、お互いに励まし合い生きてきたのです。時には、大きな困難、苦しみの時もあったでしょう。しかし、その中心に愛の神様がおられたのです。私たちはその愛を受けとり、新しい愛の道を引き継いでいくのです。
4: 新しく生きる
この世界のものはいずれ朽ちていきます。今、この世界にあるもので、決して変わることのないものはありません。この世界にあったすべてのものは朽ち果てていき、これからもいずれ朽ち果てていくのです。そのような中にあって、ただ一つ、朽ちることのないものは神様が与えてくださった御言葉です。私たちは神様の命の御言葉をいただきましょう。そして、先達の方々が信じて、守られたように、私たちも、神様の御言葉を信じて宣べ伝えていきましょう。(笠井元)