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2019.11.17 「パンを分かち合う喜び」(要約) ヨハネによる福音書6:1-15

 今日は教会の子どもたちを祝福する礼拝です。今日の聖書箇所の大切な言葉は11節の「分け与えられた。…欲しいだけ分け与えられた」という言葉であると思います。

 

1.ガリラヤ湖畔での出来事

 この出来事はイスラエルの「ガリラヤ湖」の向こう岸で起こったことです。そこは、寂しい場所でしたが、イエス様が病人を癒されたといううわさで大勢の人々が集まってきました。

 

2.過越祭:いのちを分かち合うイエス様

 どのような季節にこの出来事が起こったかというと、イスラエルのお正月の「過越祭」が近づいていたころであると言います。ここで、聖書が言いたいことは、イエス様は、ご自身の命を分かち合われたということです。パンとは、イエス様のいのちの「しるし」でした。

 

3.朽ちない食物のために生きる

 イエス様がその命を分け合って下さった。そのイエス様の愛に私たちは応答します。イエス様の期待は、「朽ちる食べ物のためではなく、いつまでもなくならないで、永遠の命に至る食べ物のために働きなさい」(27節)というものです。

 

4.アンデレと少年:分かち合うこと

 イエス様は群衆を見て、弟子の一人フィリポに、「この人たちに食べさせるには、どこでパンを買えばよいだろう」と聞きます。すると、もうひとりの弟子アンデレが大麦パン5つと魚2匹をもった少年をイエスの所に連れてきます。何も捧げるものがなくても、少年を連れてくることができます。少年は大麦のパン5つと干し魚2匹をイエス様に差し出します。イエス様は「パンを取り、感謝の祈りを唱えてから、座っていた人たちに分け与えます。」みな満腹します。

 

5.残りを集める

 最後の処で、「残ったパンの屑で、十二の籠がいっぱいになった」13節)と書かれています。私たちの生き方を問う不思議な言葉です。でも本当です。

 

6. いのちを分かち合うイエス様

 イエス様こそ私たちを生かす「いのちのパン」であるという基本的メッセージに耳を傾けましょう。(松見俊)