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2020.5.31 「聖霊による希望~希望は失望に終わらない~」(要約) ヨハネの黙示録21:1-8

1:  夢を見る

 今日のヨハネの黙示録は「夢を見る」文書と言われます。夢を見ることは、私たちが生きるために大きな力を与えることとなるのです。マーティン・ルーサー・キングは「I have a dream」「私には夢がある」と語りました。聖霊によって私たちには「夢」が与えられます。それは自分の力に囚われたむなしい未来ではなく、神様による希望と励ましなのです。

 

2:  海はなくなった

 ヨハネは聖霊によって主イエスと結ばれていました。だからこそ困難の中にあっても、夢を見ることができたのです。ヨハネは「新しい天と地がくるとき、海がなくなった」と語るのです。「海」とは秩序が乱されている状態であり、神と人とに敵対する力が働いている状態を表します。「もはや海はない」ということは、神様との関係を破壊する力がもはやなくなったということを意味します。

 

3:  条件なしに与えられている命の水

 神様は渇いている者には「価なしに」つまり「条件なし」に、命の水を飲ませると教えます。しかし、苦難の時、私たちは神様の愛を拒んでしまいます。私たちが神様の愛を拒むとき、魂はカラカラに渇いてしまいます。第二の死とは神様の愛を拒み、心も魂も疲弊してしまっている状態を意味します。今、皆さんの心の中はどのような状態にあるでしょうか。

 

4:  心を開かれる聖霊

 心が渇いてしまう。それが人間の弱さです。神様はそのような私たちに聖霊を送ってくださるのです。私たちはこの聖霊の働きによって、命の水をいただく者とされるのです。苦難の中、心を閉ざしてしまうとき、聖霊の働き神様の導きを信じましょう。聖霊が導く希望は、私たちを欺くことはないのです。聖霊の働きによってイエス・キリストに結ばれ、未来に希望を見る者とされていきましょう。(笠井元)