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2020.9.9 「エフェソでの騒動」 使徒言行録19:21-40

1.教会を励ます 牧会と教育

 パウロがマケドニア州とアカイア州を通るのは、この地域の教会を励ますためでした。20:2「この地方を巡り歩き、言葉を尽くして人々を励まし」たとあります。パウロは各教会を回って人々を励ましたのです。パウロの働きとしては、伝道、奇跡によって多くの回心者が与えられることや、反対者による騒動などの記事が多くあります。それらの記事はとても刺激的ですがパウロの牧会、教育はとても大切な働きです。

 

2.神の導きに従う決心

 21節の「決心」という言葉は、新改訳では「御霊の示し」となっています。パウロは、マケドニア、アカイアと行き、そしてエルサレムに行くことを御霊の示しとして、その神様の導きに従い歩む決心をしたと読み取ることができます。

 

3. デメトリオによる騒動

23節からデメトリオという銀細工師による騒動が起こります。デメトリオは「我々の仕事の評判が悪くなってしまう」(27)ことを警戒し、「だからアルテミスの威光が失われないようにしなければならない」としたのです。アルテミス像、アルテミス神殿の模型は、お守りのようなものとして売れて、銀細工師たちは、そこから多くの利益を得ていたのです。つまり、デメトリオたち銀細工師たちは、信仰を利用して富を得ていたのです。イエス様はこのように言いました。「あなたがたは、神と富とに仕えることはできない。」(マタイ6:24

 

4. 真意を知らない群衆

エフェソの人々は腹をたて、「エフェソ人のアルテミスは偉い方」(28)と叫び、大きな市民運動へとなっていったのです。しかし「なんで集まったのかさえ分からなかった」(32)とあるように、人々は自分が何をしているのか分からない者となっていました。何をしているのかよくわからないけれど、みんながしているから同じことをする。この同調する心理はとても危険な心理でもあります。多数派だから自分たちが正しい、少数派の人々は間違っているとしてしまうのです。

 

5.正しい裁き

 ここで、町の書記官がエフェソの人々をなだめる演説をしました。この書記官の働きから、一つには当時のローマ政府の人たちが、キリスト教に好意的だったことを見ることができます。そして、何よりも、正しい裁きが行われることの大切さを学びます。書記官は、群衆の人数の多さや声の大きさからではなく、どうすることが正しいのかをきちんと考え見極め、語ったのです。ここから正しい裁きの大切さを見るのです。神様は正しい裁き主であります。これは大きな恵みです。

 

6. 神が人間を造られた(19:26

 

 最後に、パウロが語った「手で造ったものなどは神ではない」という言葉から「天地創造の神」に仕えることを学びたいと思います。「手で造ったもの」だけではなく、私たちは自分のための神様を造ってしまうのです。人間は神様の被造物です。人間が神を造るのではなく、神が人間を造られたのです。(笠井元)