1: 知ることと、分かち合うこと
世界祈祷週間となります。日本バプテスト連盟では、インドネシアに野口日宇満先生、野口佳奈先生を、カンボジアには嶋田和幸先生、嶋田薫先生を宣教師として送りだしています。また、アジア・ミッション・コーディネーターとして、シンガポールに伊藤世里江先生を、そして国際ミッション・ボランティアとして、佐々木和之先生をルワンダへと送り出しています。キリストによる福音を告げ知らせるために働いてくださっている先生方を覚えて、共に祈りましょう。
私たちは世界の人々が持つ問題をどれだけ知っているでしょうか。そして、その苦しみや痛みを、自らの痛みとして、どれだけ思うことが出来ているのでしょうか。
2: 驚くべき御業
「主は地を裁くために来られる」(33)とあるように、神様はこの世界を裁く、裁き主として来られたのです。裁き主イエス・キリストは、私たちの心の苦しみだけではなく、私たちの隠しておきたい、憎しみや怒り、欲望といった心の奥底にある暗闇の部分もご存知なのです。そして、その裁かれるべき思いを、裁き主イエス・キリストは自らが背負い、裁きを受けてくださったのです。私たちが自分を愛し、自分を愛するように隣人を愛するということは、このイエス・キリストに愛されていることを知ることから始まるのです。
今日の聖書では、「主の救いの出来事、驚くべき御業を喜び祝え」と歌っているのです。イエス・キリストの十字架の出来事を知り、受け入れ、喜びましょう。私たちは神様の愛に触れたときに、隣人を愛する者と変えられるのです
3: 十字架によってつながる
私たちは、自分だけでは、お互いを受け入れる、理解することよりも、自分を優先してしまう弱い者なのです。しかしだからこそ私たちは、イエス・キリストの十字架によって、隣人と繋がるのです。
私たちは、世界祈祷日週間のこの時、神様が与えてくださった恵みが、世界のすべての者に注がれていること。そして、イエス・キリストの十字架の恵みによって、繋げられていることを覚えたいと思います。そして同じように、近くにいる、家族、友人、教会の兄弟姉妹とも繋げられていることを覚えていきましょう。(笠井元)