1: すべての者が献身者
今日から神学校週間となります。バプテストには、西南学院大学神学部、九州バプテスト神学校、東京バプテスト神学校の三つの神学校があります。現在、西南学院大学の神学生は9名、九州バプテスト神学校の神学生は7名、東京バプテスト神学校は5名となります。神様の御業を担うための働き手が与えられるようにお祈りしましょう。
「自分の体を神に喜ばれる聖なる生けるいけにえとして献げなさい」(12:1)。これは「献身」を意味します。献身とは牧師や宣教師だけではなく、すべてのキリスト者、すべての人間に求められているのです。神様はすべての人間を愛されています。だからこそ、すべての人間に、神様の愛に満たされて生きることを願っておられるのです。キリスト者とは、「イエスを主」と告白し、神様の愛に生きることを決断した者です。私たちは牧師や宣教師という職業の問題ではなく、バプテスマを受けた時に献身者とされているのです。
2: 証
私は高校を卒業後、牧師になるために東京基督教大学に進学しました。最初に「神学校では、1年目は人に躓き、2年目は神に躓き、3年目は神学に躓くと言われています。これらの躓きを通して成長してください」と言われました。私は見事に「人」に躓き、「神」に躓き、「神学」に躓く道を歩みました。そして3年生の時に学校、寮、教会から逃げ出し、放蕩息子のようにフラフラとしていました。しかし、何も変わらないし、何もわからなかったのです。私は最後にすべてをかけて教会に帰ろうと決心したのです。教会に帰ってみると、教会では皆さんが私のために祈ってくださっていたのです。この祈りがあったからこそ、私は神様のもとに、教会に戻ることができたことを教えられました。
3: あなたは何をもって神に仕えるのか
「わたしたちは、与えられた恵みによって、それぞれ異なった賜物を持っていますから、預言の賜物を受けていれば、信仰に応じて預言し、奉仕の賜物を受けていれば、奉仕に専念しなさい。また、教える人は教えに、勧める人は勧めに精を出しなさい。施しをする人は惜しまず施し、指導する人は熱心に指導し、慈善を行う人は快く行いなさい。」(ローマ12:6-8)
皆さんの祈りと献金によって支えられて、神学生は神様に仕え働くための学びを続けています。皆さんは何をもって、神様に仕えようとされているでしょうか。どのような献身の形を考えておられるでしょうか。「イエスを主」とした献身者として神様の愛を表していきましょう。(笠井元)