1: 特別伝道集会から
先週は、特別伝道集会を持つことができました。特別伝道集会は、皆さんにとってどのような時となったでしょうか。特別伝道集会は神様の愛、イエス・キリストに触れる時です。イスラエルの人々は「主はどこにおられるのか」と尋ね求めなかったのです。私たちは神様を求めているでしょうか。神様はいつも私たちを助けて下さっている。私たちが神様に助けを求める時に、そのことに気づかされていくのです。
2: イスラエルの二つの悪
イスラエルの民は二つの悪を行いました。一つは「生ける水の源である神様を捨てた」ということです。渇くことのない永遠の命に至る水をイスラエルの人々は捨てたのでした。もう一つは無用の水溜めを掘ったということです。神様はイスラエルの民が奴隷としてエジプトに置かれていた時、その姿を憐れみ救い出して下さったのです。しかし、イスラエルの民は救い出してくださった神様を忘れていったのでした。
3: 豊かな時に何を求めるのか
神様はイスラエルをエジプトから救い出し豊かな地に導かれた。しかし、豊かにされたときイスラエルは神様を求めなくなったのでした。人間は豊かになった時、本当に大切なものが何なのかを忘れてしまうことがあるのです。皆さんにとって本当に大切なものとは何でしょうか。お金や宝物でしょうか。名誉や権力、知恵、知識でしょうか。健康でしょうか。家族、友人でしょうか。命でしょうか。
4: 生きるとは
現在、日本では落ち着いてきましたが、新型コロナウイルスという感染症が、私たちを不安や絶望に陥れてきました。この中で私たちは何を求めてきたのでしょうか。それは、「健康」であり、「命」です。命を求めることはとても大切です。では、命、生きるということはどのようなことを意味するのでしょうか。イエス様は「人はパンだけで生きるものではない。神の口から出る一つ一つの言葉で生きる」(マタイ4:4)と言われました。私たちにとっての命とは、ただパンを得て、生きているということではないのです。神様の御言葉、愛を受けてこそ本当に生きることとなるのです。
5: 神を尋ね求める
愛の反対の言葉は「孤独」と言われています。どれほど財産や権力をもっていても、孤独である時、人間の心は満たされることはないのです。エレミヤが語った言葉は、過去、現在、未来、そして世の終わりにまで目を向けて語っているのです。神様は時間を越え、空間を越えておられる方です。私たちは「神様、助けてください」と、困難の時も、豊かにされた時も、神様を尋ね求めていきましょう。(笠井元)