1: 70周年を迎えて
バプテスト東福岡教会は70周年を迎えます。教会が敬老の対象になるにはあと5年が必要です。70年前に人々はどのような思いを持って、この教会を造ったのでしょうか。バプテスト東福岡教会は、70年の間、右往左往しながらここに立ち続けてきました。良いこともあれば、苦しいこともたくさんあったと聞いています。多くの方の祈り・働きがあったでしょう。何よりも神様の御業がなされるため、ここにバプテスト東福岡教会は立ち続けてきました。それこそが、ここに教会が立ち続けている意味です。
2: 人間の成長と衰え
私たち自身も同じように神様の御業のうちに生かされています。人間の成長と、老化の移り変わりは30代前後と言われています。若い時年齢を重ねることにより、肉体的にも精神的にも成長します。それは、良いことも、悪いこともです。子どもが嘘をつくようになるのも成長の一つなのです。ただ、その後、今度は善悪の判断を身に付けていく必要があります。
成長は衰えと変わります。今度はできないことが増えていきます。できないことが増えることで、できることも増えていくと思うのです。隣人に支えられていく必要が出てくる時、祈られていること、支えられて生きる恵みを知るようにもなります。
3: 神様の計画の内に生かされている
私たちは、自分の未来をどのように見ることができているでしょうか。自分がどのようになっていると想像するとき、希望よりも不安が募ってしまうのではないでしょうか。しかし、だからこそ、私たちは神様の働きに希望を持ちたいと思うのです。私たちはいずれ神様の御許に戻る時を迎えます。私たちは、神様の御計画のうちに、この世に生まれてきたのです。そして神様の御計画のうちに、命をお返しし、御許へと引き上げられるのです。
4: 神様の御業に期待して
神様が私たちを愛してくださっていることは、永遠に変わることがありません。私たちに同じ時間、同じ日というものは二度とやってこないのです。私たちの命は、日々新たにされ、日々新たな愛で、生かされているのです。私たちは、これからも多くの困難に出会うでしょう。しかし、私たちの生きる意味は変わりません。私たちは神様に与えられている命を生きる者として、神様に期待して希望をもって生きていきたいと思います。(笠井元)