1: 科学的な現代
現代は、科学技術の進んだ時代となります。そのため存在が科学的に証明されないもの、人間の知恵、知識で理解できないものは信じない時代となっています。しかし、もう一方では幽霊や妖怪といった非科学的なものを求めてもいます。人間は限界を感じつつ、それを超えた力があることを感じている。しかし、そのような非科学的なものは信じることができないでいるのです。
2: 悪霊に取りつかれる
私たちは、悪霊に取りつかれているということを、どのように理解することができるでしょうか。 悪霊は、神のことを神と知り、イエス様を神の聖者と理解するものであり、そのうえで神様と人間を切り離そうとする力ということができます。イエス様と私たちを切り離すもの、悪霊をそのように考えるならば、わたしたちの近くには多くの悪霊が存在していると見ることができます。病、危険、死、不安、人間関係の破綻等。私たちの周りには心を騒がせるものが沢山あるのです。
3: 御言葉を求めているのか
私たちは悪霊と戦い、神様と一緒にいようとしているでしょうか。イエス様は、福音を語られました。【時は満ち、神の国は近づいた。悔い改めて福音を信じなさい】(マルコ1:14)私たちは、このイエス様の御言葉を求めているでしょうか。私たちは「自分のために生きていきたい」、「神様など必要ない」として自分から神様を追い出し、悪霊を迎え入れていないでしょうか。
4: 権威ある御言葉を届ける方、聖霊
イエス様は悪霊に「黙れ。この人から出ていけ」と言われました。この言葉を受けて悪霊は男から出ていったのです。イエス様は安息日ごとに、汚れた悪霊を追い出すほどの、神様の権威ある言葉を語られていたのです。礼拝における神様の御言葉には力があるのです。聖書からいただく、神様の愛の御言葉には力があるのです。この御言葉を、私たちの心に届ける方こそ聖霊です。私たちは、不安や恐れの中、心を閉ざしてしまうことがあります。私たちの心を開かれる方、新しい関係を作る方として、聖霊が私たちのところにきてくださるのです。
5: 権威と力と慈しみに溢れる愛の言葉
人間の心はそれほど簡単なものではないでしょう。イエス・キリストは、そのような私たちの心にきてくださり、徹底的に関わり続けてくださるのです。それは、投げ倒されるほどの衝撃、力なのでしょう。神様の御言葉には、それほどの力があるのです。そしてその言葉は、「その者を傷つけることはない」とあるように、力と共に、慈しみに溢れた愛の言葉でもあるのです。私たちは、神様の権威ある言葉、力ある言葉、そして慈しみに溢れる言葉に耳を傾けていきましょう。(笠井元)