1、四年間、感謝!
アドベント第一主日礼拝、そして世界バプテスト祈祷週間礼拝を皆さまと共に捧げることができることを嬉しく思います。私はちょうど4年前のこの日に東福岡教会に転会し、一人の信徒として皆さまと共に信仰の歩みを進めてきたことを心から感謝しています。転入会の時に、協力牧師の役割も与えられましたので、主日礼拝の奉仕をはじめ、様々な活動に関わらせて頂いています。今は毎週CS中高科クラスで奉仕していますが、中高生と一緒に聖書を読み、皆さんの感想や声を聞く時間は実に楽しい時です。
2、将来の展望~一人ひとりの願いから~
先月、クラスの皆さんに「コロナ後、新しい時代に向けて、皆さんはどのような信仰・礼拝共同体を作りたいのか」と質問しました。そこで、子どもたちは実にユニークな答えをしてくれました。「様々な違いを持つ人たちが集う教会を作りたい」、「信仰の有無を問わず、信仰を強要せず、色んな人と共に集える礼拝を作りたい」、「統一教会の問題がニュースになっているので、宗教団体に対して不信感を持つ多い中、私たちの教会は統一教会とは違うよ、と発信し、多くの人にとって信頼できる教会を作りたい」・・・皆さま、どう答えるのしょうか。
3、ミッション&エヴァンジェリズム
教会の最も重要な業は、「宣教」と「伝道」であるでしょう。宣教はラテン語の「missio」で、特定の使命、任務のために「派遣されること」を意味します。16世紀から20世紀半ばまでの約400年間、「ミッションは」、「外国に宣教師を派遣すること」を意味する用語として使われていました。「伝道」「エヴァンジェリズム」は、新約聖書の「良きお知らせ」です。この言葉は19世紀初期から使われるようになりました。しかし、20世紀後半になって、世界情勢が変化し、「宣教」と「伝道」の聖書的意味を捉え直す声が上がりました。
4、イエスの宣教と伝道~私たちの新しいこれから~
宣教と伝道の担い手であるイエスの働きを見るときに、宣教と伝道の究極的な目標は、神様の愛と真理、自由と平和の中に、全ての人を招き入れることであると言えます。世間で当たり前とされる価値観に縛られ、生きづらさを抱える人は、イエスの伝える「神の国の価値観」によって解放され、自由にされていく。苦しみや孤独の中にある人は、イエスの愛の眼差しによって癒されていく。多くの人はイエス様と出会う中でやがて、自分のことを決して忘れず、また置き去りにしない神様がおられる確信を持つようになるでしょう。キリストの体なる教会は、神に愛されている全ての人にその確信を得させるために世に遣わされたのです。(劉雯竹)