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2023.1.22 「幻をわれに」(要約)  使徒言行録10:9ー16

1、希望の根拠を考える

 2023年が始まりました。新しい年を迎えても、ロシアとウクライナの戦争や新型コロナウイルス感染症、急激なインフレに関する暗いニュースばかりを目にする毎日において、落ち込んだり、不安を抱えたりする方もおられるでしょう。新年早々に何人もの大学生から将来のことなどについて相談を受けました。世の中がざわついて不安を感じる学生・若者が確かに増えたように見受けられます。学生たちと面談する中で、「あなたは今、どこに希望を置いているのか」と、私自身の信仰も問われていると感じます。

 

2、見えないものに目を注ぐ

ある学生から次の質問をされました。「なぜ大学で学ぶ必要があるのか。はやり学歴のためなんじゃないのか。教育を受ける目的が分からなくなってしまった」と。日本キリスト教学校同盟理事・桜美林学院理事長の小池一夫先生が、教育を受ける本質について次のように語ります。

「人が勉強し、教育を受けようとすることは、自らを高めようとする行為です。見えるものを見ることは、当然のことですが、学習や研究を重ねることによって、肉眼では到底見えないようなものを見ようとするための手掛かりや術を付与することが教育の本質である。」(202210月号・キリスト教学校教育新聞)

 

3、幻を見る

私たち人間は、見えるもののみで物事を認識し、判断しがちです。しかし、大切な物事を見逃し、見落としていないのか、そのような問いや、見えないものを見ようとする心を持たせてくれるのが、教育の役割なのだと思います。そしてこのような教育の機会は、学校という場だけでなく、家庭や教会、職場などの場所でも用意されているでしょう。

イエス様は、弟子たちと共に生活し、歩まれる間に、当時の社会や宗教の当たり前、すなわち、見えるものを問い直すように教え、働きかけました。十字架にかけられ、天に昇られた後も、聖霊を通してその働きを続けられました。見えないものを見せてくれる聖霊。当時、弟子や使徒たちが聖霊を通して見せられたのは、「幻」でした。ただ、それを見た人たちは、その意味が分からず、幻の意味をひたすら考えていたのです。

 

4、出会い

 

「使徒言行録」によれば、神様は幻を解くヒントとして、人との出会いを与えられたことがわかります。幻を見たサウロに、アナニアを、幻を見たペトロには、コルネリウスとの出会いを与えられました。そしてこのような出会いを通して、神様はどのようなお方であるか、その御心は何であるかを示されたのです。新しい年、神様に幻を求める私たちにも豊かな出会いが与えられますようにお祈りします。(劉雯竹)