1: 主人公はイエス様
今日の主人公は百人隊長ではなくイエス様です。ここでの中心メッセージは、この百人隊長の信仰深さではなく、イエス・キリストの御言葉の力、恵みなのです。この世界は神様が意志と決意をもって発せられた御言葉によって造られました。イエス・キリストの御言葉は命を生み出すのです。
2: 想像を超えた執り成しの祈り
百人隊長は部下の癒しを求める中でユダヤ人の長老たちを使いに出したのです。ここではいくつもの執り成しと心のつながりによって、部下の癒しがなされていったのです。ここに、お互いの祈りの尊さを見ることができるのです。百人隊長の部下はこの繋がりをどれほど知っていたのでしょうか。ユダヤの長老たち、百人隊長の友人、そしてイエス様が働いてくださっていると想像できたでしょうか。私たちも想像を超えて祈られていることを覚えましょう。
3: キリストに求める
百人隊長は、自らの部下の死にそうな姿を前にしながらも、イエス様に「自分はお伺いすることさえもふさわしくない。ただ一言おっしゃってください。それだけで十分です」と言ったのです。自分ではもうどうすることもできない時にこそ、私たちは神様に求めたいと思います。自分の限界を突き付けられる中で、ただただ神様に救いを求めたいと思います。
4: 歩みだされた方
イエス様は異邦人であろうが、見たこともない者であろうが、そこに「助けて欲しい」という求めがあれば、その求めに歩き出してくださるのです。イエス様の歩き出した道は十字架に続く道でもありました。イエス・キリストは、私たち一人ひとりのために歩き出してくださるのです。百人隊長の部下は「癒し」を与えられます。それは生きる道を見失った者が、生きる道を与えられたことでもあるのです。イエス様は、私たちが生きる道を見失う中にあって、癒しの御手を差し伸べてくださるのです。
5: 力ある御言葉
百人隊長は「ただ一言ください」と言いました。この言葉があれば救いを頂くことが出来ると信じたのです。私たちも御言葉を信頼を持って頂いていきましょう。御言葉には力がある。御言葉は、ただの言葉ではなく、イエス・キリストの命がある。神様の御言葉とは、キリストの命の御言葉、キリストの御業、そしてキリストご自身なのです。神様の御言葉を求めていきましょう。(笠井元)