1: 神学校週間を覚えて
本日から6月30日までは神学校週間となります。現在、西南学院大学の神学生は9名、九州バプテスト神学校の神学生は6名、東京バプテスト神学校は6名が在籍しています。私たちは、神様の御業を担う働き手の学びが祝福されるように、また新しい働き手が与えられますように、お祈りしていきましょう。
2: イエスを指し示すために遣わされた者
イエス様に派遣された72人の人々が帰ってきました。72人の役割は、自分たちだけで何かをするのではなく、その後に来られるイエス・キリストを指し示すことです。キリスト者はすべての者が献身者です。バプテスマを受けた者はイエスを自らの主として生きることを決心した者なのです。私たちは神様からそれぞれに頂いた賜物を用いて、イエス・キリストを指し示していくのです。
3: 神に派遣され、神の許に帰る
72人はイエス様に遣わされ、イエス様の許に帰ってきたのです。私たちは、このことを忘れてしまい、主に遣わされながらもどこに帰ってよいのか見失ってしまうことがあります。私たちは、神様に命を与えられ、この世で、今も生かされています。いずれ私たちは神様の許へと帰ります。私たちが帰るところをこの世では教会とも言えます。教会は、この世において私たちが帰る場所です。
4: あなたの御名において
「主よ、お名前を使うと、悪霊さえもわたしたちに屈服します。」(10:17)この言い方だと72人がイエス様の名前を使いたいときに使える、とっておきの道具のようにも聞こえます。ただ、イエス様の名前とは、そのように人間が使いたいときに使うような、人間が主体で用いるようなものではないのです。私たちは、イエス・キリストという名前を使って、私たちが主体になって生きるのではなく、このイエス・キリストという名前に支えられ生かされているのです。
今日から、一週間神学校週間となります。神様に目を向け、信仰について、御言葉について学ぶ者にとって必要なのは教会の祈り、帰る場所としての教会です。
5: 喜んで帰ってくる 本当に喜ぶこと
イエス様は「悪霊があなたがたに服従することは、喜ぶことではない。むしろ、あなたがたの名前が天に記されていること、つまり、神の子とされ、神様にいつも覚えられており、愛されていることを喜びなさい」と教えています。
神に派遣され神の許に帰ってくる。この生きる道は喜びの道、神様が覚えて、愛していてくださる道です。私たちはどれほどの困難があろうとも、神様に遣わされ出て行き、そして神様の許に帰って来るのです。(笠井元)