1: 神を神とする祈り
1節では弟子の一人がイエス様に祈りを求めたのです。ここからすべてが始まったのです。イエス様は主の祈りを教えて下さいました。この祈りを見ていくと、「父よ、御名があがめられますように」から始まり、まさに願い求める祈りとなっています。ここでは、私たちが願うべきものを教えています。それは神様を神様とすることを求める祈りです。「神」を「神」とする。そこから、私たちは本当の命の尊さを知り、その恵み、救いを知るのです。
2: 助けを求める
イエス様のお話は、真夜中に旅行中の友達が来たことから始まります。夜中に旅行の友人が来た。しかし、この人はもてなす準備が出来ていなかったのです。ユダヤでは、旅行の友人をもてなすのは常識でした。当然しなければならないことができない状態であった。これはこの人の生活自体が乱れていたことを意味します。そのため、この人は、友人に助けを求めに行ったのです。自分ではどうすることもできない困難にぶつかった時、助けを求めることを教えています。
3: 覚悟を持って求め続ける
ここでは友人が求めたものは拒否されていきます。「もう真夜中だ、門は閉めた。あなたはあなたの持っているものでどうにかしてください」と。これが一般的な対応でしょう。イエス様はこのお話の中で「執拗に頼むこと」「求める」ことを教えます。諦めることは私たちが神様を信じることから離れるように働く誘惑の一つなのです。
イエス様は【そこで、わたしは言っておく。求めなさい。そうすれば、与えられる。探しなさい。そうすれば、見つかる。門をたたきなさい。そうすれば、開かれる。だれでも、求める者は受け、探す者は見つけ、門をたたく者には開かれる。】(ルカ11:9-10)と言われました。イエス様は真剣に、覚悟をもって、神様を求めなさいと言われているのです。
4: 神は最善のものを与えてくださる
神様は聖霊を与えて下さいます。聖霊は私たちが何を求めるべきかを教え導いて下さいます。 私たちは何を求めるのか、何を目指すのか、その道を聖霊が導いてくださるのです。私たちにとって、最善のもの、私たちに本当に必要な物を神様は与えてくださるのです。私たちはこの聖霊を与えてくださるように祈り、求めていきたいと思います。執拗に、覚悟をもって、命をかけて求めましょう。(笠井元)